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樹木希林さんのご冥福をお祈りします

樹木希林さんのご冥福をお祈りします

樹木希林さんが9月15日お亡くなりになりました。

主役を演じることは多くはありませんでしたが、助演の時にも常に存在感を示す名演で、映画やテレビドラマ、CMには欠かせない存在でした。

カンヌ映画祭で、日本人監督作品として1997年の今村昌平監督「うなぎ」以来21年ぶりにパルムドールを獲得した是枝裕和監督の「万引き家族」柴田初枝役での名演は、文字通り世界の認める女優であることを示していると思います。

私の記憶の中では、「樹木希林」という芸名よりはむしろ「悠木千帆」の印象が強く、1965年から90年まで続いたTBSテレビ「時間ですよ」は忘れられない作品です。

先ほど、ワイドショーで、樹木希林さんが加藤浩次さんのインタビューを受けている映像が流れていました。
あれだけ個性派の女優さんですから当然ですが、「私は私中心だから」という言葉は非常に印象的でした。
樹木「人がプレゼントをくれようとするでしょ。私、いらないって受け取らないのよ」
加藤「受け取ればいいじゃないですか、聞きさんのにあげたいと思ってくれるわけだから」
樹木「それって、プレゼントする側があげたいと思ってるだけで、相手がほしいとおもってるわけじゃないでしょ」

他者に対するこういった態度を「私中心」と言ったようですが、ここで樹木さんが述べていることはカウンセリングのまさに核になる部分で、「プレゼントする側があげたいと思っているだけ」「相手(もらう側)がほしいと思っているわけではない」というこの考え方こそ、カウンセリングを進めていく上で、クライアントさんが陥りやすい状況を説明したものに他なりません。

自分がどうしたいかの行動なのか、本当に相手が望んでいることなのか、そこがわからず、自分がやりたくてやっていることを相手のためにやっていると勘違いすることはよくあることです。それこそが人間関係を壊す一因であるので、自分の行動を振り返ることは重要なことですね。

樹木さんの言葉は、おそらく他人に対する言葉ではなく、自分を戒める言葉ののでしょう。
樹木希林さん、素晴らしい映画、素晴らしいドラマ、素晴らしいCMをありがとうございました。

(樹木さんの言葉の部分は、記憶に基づくもので一語一句正確なものではありません)

記;大関直隆

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