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さいたま市中心に発行されている「情報さいたま」7月号巻頭連載公開!

主に経営者の皆さん、官公庁の管理職の皆さんが読んでいる「情報さいたま」。2年にわたり巻頭の連載を続けています。
今回は、経営者、管理職の皆さんだけでなく、お子さんを持つお母さん、お父さん必見です!

裏面交流(りめんこうりゅう)

子どもは真っ直ぐ受け取る
前回、支度の遅い幼稚園の子どもに母親がイライラして「何やってるの?!」と叫び、それを真っ直ぐに受け取った子どもが「支度してる」と答えると、さらに猛烈に腹が立って「そんなこと聞いてるんじゃありません」と大声で叱った例をお話ししましたが、子どもはきっと「ママは確かに今、何やってるの?!って聞いたのに」と不満に思ったことでしょう。このパターンは意外に多く、親が子どもにというだけでなく、上司が部下にということもしばしばです。「何分かかってるんだ?!」「何のつもりなんだ?!」との言葉に「10分くらいです」とか「××のつもりです」などと答えると、「そんなこと聞いてるんじゃなーい!」と怒鳴られることになります。

 言葉の裏側に隠された言葉
この「何やってるの?!」「何分かかってるんだ?!」「何のつもりなんだ?!」という言葉は「早くしろ!」「モタモタするな!」「こんなことするな!」の気持ちを裏側に含んだ言葉です。その言葉の裏側に表に現れた言葉とは異なる意味を含んだ言い回しのことを、1950年ごろ精神科医のエリックバーンは「裏面交流」と名付けました。

表面に現れている言葉のやり取り(社交レベルのメッセージ)とは別に、その裏に非言語的な心理的メッセージが含まれているのです。

 裏側を受け取れない女性
このメッセージの裏側に含まれている非言語の非難の気持ちが受け取れず、「私はどう答えたらいいのでしょう?」「上司の要求している答えは何なんでしょう?」と悩んで私の研究所へ通所している30代の女性がいます。とても生真面目で、上司から「これ、どういうつもりなの?」「どう思ってるの?」と言われた時「すみません、間違っていたんですね。すぐ直します」と答えればいいものを、彼女は本当にその言葉通りに質問されたと受け取って、「××のつもりでした」とか「××と思ってやりました」と答えるので、上司はもっとイライラして、「××さん!何を言いたいの?!結論から言って!」と怒られるそうで、そう言われると彼女はおどおどして、くどくどと説明を続け、上司との関係は泥沼に落ちていくと言っています。今は、休職して非言語のコミュニケーションの受け取り方を学びに通所しています。
してほしいことを具体的に
皆さんの周りにも、性格が生真面目で言葉をそのまま受け取る人がいたら、裏面交流を避けて話をしてみるとスムーズに物事が進むと思います。「これはこんな風に直してね」とか「自分はこんな風にやってもらいたいと思っている」とか、相手にしてほしいことを具体的に話してみてください。

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