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情報さいたま連載「セクハラふたたび」

情報さいたま連載「セクハラふたたび」

セクハラ問題が国家を揺るがす事態に

セクハラ問題については、折に触れ読者の皆さんにご注意を申し上げてきたつもりですが、とうとう政権や官僚機構を大きく揺さぶる事態になっています。週刊新潮の記事に始まった財務省福田次官の女性記者に対するセクハラ問題は、本人は否定するも辞任に追い込まれ、それでも否定し続ける中、テレビ朝日の会見で、自社の記者であることを公表するという展開になりました。テレビ朝日の会見は、自社の対応の悪さを謝罪しつつも、セクハラについての事実確認を省内ですませようとする財務省、セクハラを認めない福田次官への挑戦で、女性記者のセクハラは許されないという確固たる信念とテレビ朝日の世論を読んだ対応が、ともするとうやむやにされかねないセクハラ問題を明るみに出すことになったのでしょう。

 

セクハラとは

セクハラとは「職場において行われる性的な言動に対するその雇用する労働者の対応により当該労働者がその労働条件につき不利益を受け、又は当該性的な言動により当該労働者の就業環境が害されること」(男女雇用機会均等法)です。構成要件としては、「相手の意に反する性的な言動がある」「職場の労働条件について不利益を受けるか、就業環境が害される」ということです。
例えばこんな例。
就職して3年。私の部署は私も含め女性3人、男性8人。これまでの上司が移動になり上司が替わった。以前の上司は常に4〜5人のグループで飲みに行ったり食事に行ったりしていたのに今度の上司は二人で行きたがる。男性を誘うこともあるのでそういう人なのかなあとも思うが、なんだか服装が軽装になったとたんに誘われ出したような気がする。
今回の福田次官問題に近い例を挙げました。上司からしたら、「一人じゃないと聞けないような話を聞いてやろうと思ったのに!自意識過剰だろっ!」と言いたいところでしょうが、女性が嫌悪していればアウトでしょう。受け取り方次第ではありますが、髪型や服装、体型について話題にする、「結婚は?」「お子さんは?」などもセクハラになり得ます。福田次官問題で4月13日午前の閣議後記者会見で、「事実とするならば、セクハラという意味ではアウトだ」と述べた麻生大臣の見解はまったくその通りということになります。

 

「ハニートラップ」などという考え方が…

「ハニートラップ」などという考え方が…
今回の問題、女性が社内の人間ではなく記者であり外部の人間であることから、セクハラではないという主張をする人たちもいるようですが、お互いに職務上のことであり、しかも呼び出されたら従わざるを得ないという関係性の中で起こっているということを考えれば、当然セクハラでしょう。テレビ朝日の会見後、「ハニートラップ」を問題にするメディアや著名人もいるようですが、お門違いも甚だしく、福田次官の責任を少しでも薄めようとする政治的意図が見えてとても不快です。まさに二次被害そのもので、そういった考え方がセクハラの元凶でしょう。

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