Q.
彼と今年式を挙げる予定だったんですが、コロナの影響で来年4月に延期しました。
感染者数が減った時に予約しました。でもまた増えてしまって…。
彼は「入籍だけして結婚式はやめよう」って。
バツイチの彼は一度やってるからそんなこと言えるけど、私にとっては初めてだし、
生涯一度って思ってるからどうしてもやりたいんです。
それに、私以外の女性とは結婚式をやったのに、私とはやらないなんて許せないじゃないですか。
私は彼との新しい人生をスタートさせるためには絶対必要って思うんです。
いつも私の言うことを聞いてくれる彼が頑なで折れてくれません。
A.
煌めくシャンデリアの光の元で真白なウエディングドレスの裾を長く引き、教会(それが模造品の教会であったとしても)の
バージンロードを父親(両親が離婚しこの日だけは来てもらったのだとしても)と腕を組んで
恋しい夫と神父(アルバイトの神父であったとしても)の待つ祭壇に向かって、祝福の拍手の中を歩く。
父の腕から夫の腕に渡され、神父へ永遠の愛を誓い、新郎が新婦のベールを挙げてキスをする。
この一番盛り上がるところで、シャッター音が鳴り響く。
神父から「健やかなる時も病める時も汝は互いを慈しみ、愛し支え合っていくことを誓いますか」と確認され、
ここで「え〜と」と考え反論する人はなく、式は滞りなく進み披露宴へと移る。
お定まりであっても多くの女性たちは結婚式を「一生に一度は」と夢に見、憧れる。
入籍したカップルの約3分の1が離婚するとしても。
憧れの結婚式ですが、入籍したカップルのうち、実際に結婚式を挙げているのは54%、約半分です。
挙げない理由の第1は費用が高いこと。
平均約360万円。
ご祝儀の平均が約232万円ですから、約150万円の負担になります。
その他、どちらか、もしくはお互いが再婚、ご祝儀を出して貰う罪悪感があるなど、
ゼクシィ・結婚トレンドの調査では答えています。
式をしない入籍だけの結婚を「ナシ婚」と呼んで
お金を結婚後の生活を豊かにするために使える、招待客に悩まないなど、いくつものメリットをあげています。
一方、「結婚した実感が湧かず恋人の延長になり離婚率が上がる」というデメリットをあげる人もいます。
「写真だけ」「親族の食事会だけ」の「ダケ婚」というのもありますよね。
大切なのは彼がそんなに嫌がるのになぜあなたが式にこだわるのかということです。
あなたの気持ちをよく伝え、彼の気持ちもよく聴くことが大切です。
そこを省くと、将来離婚の可能性が高くなります。
case80