カウンセリングとは

カウンセリングという言葉

カウンセリングとは「問題を持って相談に来る人」を援助する事をいいます。「問題を持って相談に来る人」のことをクライエントと呼んでいます。カウンセリングの語源は、ラテン語やフランス語ですが、現在のカウンセリング(counseling)は英語のcounsel「相談・協議・助言」という言葉からきたものです。クライエントという呼び名も依頼者、利用者、特に専門家を利用(サービスを受ける)する人のことを指す英語です。

 

カウンセリングと一般的にいう相談との違い

日本語で簡単に「相談」と訳してしまうと私たちは今まであった「人生相談」「結婚相談」「進路相談」と混同してしまいます。「何々相談」というふうに「相談」というと人生の経験者、学者など偉い人立派な人にいい智恵を教わりに行く、解決の方法を授けてもらいに行くと思います。「大丈夫」「頑張って」などと言われることも多く、時に解決方法を押しつけられたり、やりたいと思っていたことをやめるように説得されたり…

それに対しカウンセリングでは選択と決定をクライアントの方自らがします。カウンセリングとはクライアントの方の考えを整理して、自ら行動できるようお手伝いすることです。

 

カウンセリングと占いの違い

カウンセリングと占いを非常に近いものと考えている方も少なくありませんが、大きな違いがあります。
カウンセリングは問題を抱えている人が本当に悩んでいることはどんなことでどんな風に自分の心が傷ついていて、どうなりたいと思っているのかを見つけていき、問題を自分で解決するのを助ける、解決できないものならその悩みと共に生きる勇気を持つのを援助する仕事です。そのプロセスで心理学、哲学、文学、教育学、医学などの学問的裏付けや科学的に実証された事例、実験に基づいた色々なスキルを活用していきます。
カウンセリングでは選択と決定をクライエントがします。

占いはどうかというと、占いは勘と経験、色々な技法を持っている占い師さんに選択と決定をしてもらいます。カウンセリングとの大きな違いは選択と決定を占い師さんに任せるところです。

 

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