男って何?女って何?【恋愛編】「一度やったら連絡が取れなくなった彼」

 
Q. 
一昨年25歳になり結婚を意識するようになりました。「まだ20代」と考えれば考えるほど、「もうすぐ30代」という意識が勝ってきて、昨年から婚活パーティーに参加しています。でも「この人」っていう人は、いつも競争率が高くて…。私は男性経験がなかったので声のかけ方がわからないんです。先日初めてお付き合いすることになった男性が出来たんですが3回目のデートでホテルに誘われました。早過ぎとは思ったけれど、意を決してホテルに行きました。彼は初めての私に驚いていました。ところがその後連絡が取れなくなってしまって…。「やり逃げ?」という気持ちと「私のどこが悪かったんだろう?」という気持ちが頭を巡って、これからどうしたらいいかわかりません。
 
A. 
これまで男性経験がなく、「私のどこが悪かったんだろう?」「これからどうしたらいいかわかりません」というご相談なので、あなたの考え方の3つの「くせ」(問題点)について気づいてほしいと思います。まず「結婚年齢」に対する考え方のくせ、次に「男性との出会い方」に対する考え方のくせ、最後に「性」に対する考え方のくせの3つです。
 
1つ目の問題点は「結婚は若い方が得」という考え方です。確かに生物学的な「種の保存」という観点から考えると、男性が若い女性に惹かれるのには合理性があります。統計では成熟した10代後半から30歳くらいまでの女性がもっとも妊娠しやすいとされています。もちろん、現代の男性は「種の保存」のためにより多くの子を残そうとして女性を選んでいるわけではありません。原始時代ならいざ知らず、無意識で本能的に若い女性を選ぼうとする男性に女性が迎合する必要はありません。
 
2つ目の問題点は出会いの場を婚活パーティーに求めている点です。これも「結婚をどう考えるか」という点で男女で相当開きがあるので注意が必要です。一般的に動物のオスは多くのメスと交配すればするほどたくさんの子を残すことができ、生存競争に打ち勝つことができますが、メスはたくさんのオスと交配したところで子の数が増やせるわけではありません。1度の妊娠に必要な精子の数はたった1匹だからです。ですから、婚活パーティーのような場では男性は無意識に肉体的魅力に注目して、なるべく多くの女性と交際しようとしますが、女性はじっくり男性を観察し、経済的にも精神的にも安定した資源を提供してくれるかを見定めて選択しようとします。これも進化論的生存競争の名残ですから、文化文明の進んだ今日では、お互いの生き様、仕事ぶりを見たり感じたりする中で、価値観の同じ人と結婚できるのがベストです。とはいえ、それが無理な場合もあるので、婚活パーティーで知り合った場合などは、慎重に価値観を確かめ合う必要がある、でしょう。
 
そして最後に「性」の問題。これは、1つ目、2つ目の問題の延長線上にあります。統計では男性の意識は知り合って1週間程度で「セックスをする」に傾き始めるのに対し、女性は6ヶ月程度の期間を要します。女性の立場からすると、進化論的生存競争に沿った生き方を本能的にしている男性は結婚相手にふさわしいとは言えないでしょう。あなたの生き方、考え方のくせを見直してください。
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