男と女のQ&A【子親編】「義父の私に対する声かけが服装のことであったり体型のことであったり…」

【Q】
32歳、主婦です。結婚して3年、まだ子どもはなく、夫と2人暮らしです。
夫の実家は車で1時間ほどで、お正月やお盆など、年に数回、実家に顔を出します。
義父母ともとても優しくていい方なんですが、義父が私にかけてくださる言葉が、服装のことであったり、体型のことであったり…。
たとえば「今日はきれいなワンピースだね」「その髪型とっても似合うよ」とか、「ちょっと太ったんじゃない?」「ほんとに色白ですべすべした肌をしてるよね」とか…。
最初は、嫌な気分はしなくて「ありがとうございます」って返していたんですけれど、さすがに毎回ってなると頭のてっぺんから足の先までなめ回すように見られているようで、薄気味悪く感じてきました。
そういえば、私が一度網タイツをはいて行ったことがあったんですけど、その後からそうなった気がします。
 
【A】
息子と父親の異性の好みは似ているとよく言われます。
DNAの関係からそうなるのでしょう。性に関する器官の形状や気質も当然、親の遺伝子を受け継いでいるので、息子は父に、娘は母に似てきます。
 
娘さんが思春期になって初潮を見るころ、母たちは「私も月経が始まるのが遅かったから」とか「早かったから」とか「私も若いころは生理痛がひどかったからかわいそうだけど娘も仕方ないわ。
でも子どもを産んだらひどくなくなったからきっと娘もそうなるわ」などと話していて、大方はその通りになることを経験則から知っています。男の子の精通や性に関わる器官や形状は話題になりづらく、母親で自分の息子の精通がいつ始まったかを知っている人は少ないと思いますが、これもほぼ父親の遺伝的要素が受け継がれていくようです。
ということから、あなたの義父はまさに息子が好きになって結婚した女性が彼の好きになるタイプの女性ということだったのでしょう。しかも、これだけ息子の結婚相手、嫁の身体や服装などに関心を持っても義母がやきもちを焼いたり、止めようとしていないところを見ると、義母はあなた、息子の嫁とよく似ているのではありませんか。
 
要するに、息子が父の好んだ女性と同じタイプのあなたを選んで結婚したということです。あなたのような女性が理想だったのに何らかの理由で全く正反対だったお義母さんと結婚したという例もないわけではありませんが、そういう場合、義父があなたをここまで褒めればお義母さんが嫉妬に狂って大騒ぎするでしょうからこういう相談にはなりませんよね。
まあ仮に後者の例だったにしても、お義父さんがあなたのことをとても気に入っているのは間違いなく、それをそれぞれの連れ合い、あなたの夫も、お義母さんも何も言わずに、もしかするとほほえましく見ているようなので、このまま様子を見てはいかがですか?
お子さんでも出来ればきっと孫をなめるように可愛がる優しいおじいちゃんになることでしょう。
それまでは、夫の実家に行ったら出来るだけお義母さんと一緒に台所に立ったり、おしゃべりをしたりする時間を多く取ることを心がけてください。
あとは申し上げにくいことではありますが、あなたの態度や生き方の姿勢に男性に甘える、媚びるような雰囲気や隙がないか点検してみてくださいね。
第90回

ページ上部へ