男と女のQ&A【夫婦編】「私、不倫してるんです」

【Q】
職場の妻子のある上司と関係を持ってから2年になります。これまで不倫なんて考えたこともありませんでした。2年前、私がインフルエンザで5日ほど休んだ時、彼が心配して、果物とか飲み物を持ってお見舞いに来てくれました。その時パジャマ姿の自分を見せてしまったことで急に距離が縮まったというか…。夫は気の利かない人で、私が具合の悪い時でも果物や飲み物を買ってきたことなんてないし、その時も高熱の私が夫の食事を作っていたんです。だから彼の優しさに驚いたし、新鮮な感覚でした。その後、男女の関係になるのに時間はかかりませんでした。お見舞いのお礼に、私が食事に誘って、次に彼が私を誘って、3回目に一緒に食事をした時、ホテルに部屋が取ってあって…。今の職場は5年になるので、私も彼のことがよくわかっているし、彼も私のことをわかってくれていると思います。夫とはお互いよく知らないうちに結婚してしまったので、今はまるで彼が夫のように感じることもあります。お互いに不倫ですから、罪悪感がないわけではありません。でも彼との関係の方が自然のような…。私は離婚をしてもいいと思っていますが、彼の方が難しいみたいで…。でも、このまま、夫と生活していくのは難しいように思います。
 
【A】
マイナビのアンケート調査によると、ダブル不倫の相手は職場の上司という答えが一番多く、きっかけは「困っているときに優しくされた」というもので、まさにあなたのケースにぴったりです。
 
そもそも不倫をする人たちの気持ちの中には、日常生活に刺激が足りず、しかもダブル不倫で双方に家庭があれば、本気にならずに非日常的なスリルを味わうことが出来、相手が未婚で本気になられるというリスクがないということがあります。既婚者同士であれば、「家庭を壊さない」のが前提であり、別れ際にも面倒を起こさずいつでもやめられるという利点があります。しかも2人だけの秘密、禁断の恋に恋してしまい、お互いそれぞれの配偶者や会社にバレたらヤバいというドキドキ感とスリルから、いやが上にも2人の関係は親密になって盛り上がり、ハマってしまいます。しかし、あくまで「家庭を壊さない」という厳しいルールのものとです。あなたのように、その厳しいルールを自ら破りたくなっていたら、この不倫は終局へ向かっています。
 
あなたは離婚してもいいと思っているようですが、あなた自身が彼は離婚は難しいと言っているではありませんか。女性がダブル不倫をする理由の一つに「夫に不満」というのがあります。しかし、男性のダブル不倫の理由は「家庭も仕事も順調で不満はないけれど、刺激がない毎日のストレス解消」というのが多いのです。
 
進化論的に言うと、ヒトの配偶システムとしては、一夫多妻制のゴリラと乱婚型のチンパンジーの中間で、一夫一妻と一夫多妻のグループの真ん中あたりに位置していると考えられています。言うなれば、決まった相手以外とちょこちょこ浮気をする人もいるというのが人類の進化の過程のようです。
 
あなたの場合、インフルエンザで弱っている時、優しくしてくれた浮気相手の上司と、そんな時でも食事の支度をさせた夫とを比較して、優しくしてくれた上司に軍配を上げていますが、男が女を口説く時には、上司があなたにしてくれたくらいのことはあなたの夫だって他の女性には出来ていると思いますよ。2年という年月はそろそろ年貢の納め時。彼はそろそろあなたとの不倫に飽きてきている頃かもしれません。彼やあなたの配偶者にバレて離婚されたり、多額の慰謝料を請求されたり、会社からの信用をなくして退社を余儀なくされたりする前に、足下の結婚生活を見直してはどうでしょうか。
第148回

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